2017年10月30日月曜日

契約にいたるまでのこと☆2

いまの工務店に決めるまでに,他の候補は

1,住友林業
2,積水ハウス(シャーウッド)
>>>超えられない壁>>>
3,セキスイハイム
4,テクノストラクチャー
5,カバヤホーム

てな感じだった。

最終的に間取りの打ち合わせと見積もりまで出したのが,
すみりんとシャーウッド。

すみりんは唯一絶対の「無垢床」があった。
このころには,ぼくは無垢床マニアになっていたので,
ショールームで打ち合わせするたびに「いいなぁ」「ほしいなぁ」と。

シャーウッドは新人君の担当じゃラチがあかないと判断されたのか,
店長がでてきて営業してくれた。
この店長の説明はすんごくよく分かって,
いかに積水ハウスの家がすばらしいかがよく伝わった。
営業担当が新人じゃなくてこの店長だったら契約していたかもしれない。

なぜ店長が出てきたのかというと,
「シャーウッドはなんとなくいいのは分かるけど新人君じゃ頼りない」
というのをいま積水ハウスで建てている妻の同期に伝えたところ,
友人の担当経由で言ってくれたらしいのだ。

いまのままじゃ客が逃げると判断したんだろうな。
店長の成績は部下の成績で評価されるから,そりゃ店長がんばるわな。

提案図面も深夜3時まで寝ないで考えたらしい。
できたと思って新人君にメールしたら新人君からは音沙汰なし。
「営業は寝てても連絡には即答しろ」じゃないの・・・

すみりん,シャーウッドそれぞれの建築条件つきの土地で
図面提案してもらったから,いちがいには比較できないんだけど,
けっこう満足していた。

↑シャーウッドの提案図面


↑すみりん


ええ感じやんけ!

でも結局,この2社とは契約しなかった。
スミリンは最終的に気に入ってて残ったんだけど,
最後に契約する工務店と比較して落とした。

家づくりを考える中でぼくらが大切にしたのは家の性能。
高気密・高断熱・高耐久。
「いのちを守る家づくり」を考える研究者集団みたいな工務店に出会ったことが
ぼくらの考えにぴったりマッチした。

気密測定はしたほうがいいよ,というのをネットで学んでいたけど,
大手メーカーで積極的にやるところは皆無。
スミリンの反応は
「施主様が望むならやらないことはないけど,職人がいい顔しない」だった。
高気密・高断熱に熱心な工務店だったら100%実施だとおもう。

研究者集団の工務店は,家づくり学校から紹介された。
家づくり学校というのは,結婚式場選びいうところのゼクシィみたいに
広告会社が地元の工務店と提携して,
客のニーズにあった工務店を紹介するサービス。

モデルハウスをもたない工務店にとって顧客をあつめる重要な広告手段なんだろう。
高気密・高断熱の家を,という相談をしたら,
「岡山県ではここがパイオニアです」という感じで紹介された。

まぁ一度完成見学会に行ってみては,
ということでその場で電話してくれて,予約を取ることができた。

家なんて写真でみるだけじゃダメで,実際に体感してないと。
しかもこの工務店がつくる家は「空気感が違う」とのことだった。

長くなるので続きはまた。

2017年10月17日火曜日

大手住宅メーカーめぐり☆8ダイワハウス


ダイワハウスは,モデルハウスを見る前に「ないな」と切ったメーカー。
工法でいうと,ダイワハウスは「軽量鉄骨」なので,
木造で考えていたぼくらはあまり気にしていなかった。

ただ,見始めの初期のころ,建売のチラシを見てて
「間取りはいいなぁ」と評価していた。

総合展示場に行ったときに書いたアンケートから,
ダイワの支店長(か副店長)から妻に営業電話があったらしいんだけど,
妻は「まだ見始めなので具体的に決まってない」「買うのは先の話」と言ったのに
「予算はどれくらいか」
「うちは安くないよ」
みたいな感じで印象が良くなかったらしい。
妻の表現も良くないけど
「あんまり家にお金をかけたくない」といったら
向こうが「建売もありますよ」「いまなら決算期だから値引きします」と
「家は先の話」だと言っているのに,
こっちの意向は無視のガンガン営業で腹が立ったという。

妻は「ダイワの家が気に入ったとしてもあの人からは絶対買わん」と言っていた。

時間が経って,いまの工務店で家をつくることが決まったころに,
一度,総合住宅展示場にあるダイワハウス(xevoΣ)の家を見に行った。

案内担当の人は,天井高が高い(2m72cm)ことをアピールしていた。
そういえば,CMでも天井が高いことを売りにしていたな。
天井が高ければ開放感があっていいけど,
エネルギー性能のことを考えると無駄な空間は減らしたほうがいいと
ぼくは考えるので,ここまで高くする必要ないなぁ。

あらためて,245cmでいいわとおもった。
掃除も困るし。

2017年10月16日月曜日

大手住宅メーカーめぐり☆7三井ホーム

ネットで調べているうちに,
「三井ホームのモデルハウスは格が違う」
というのを知って見てみたくなった。

このころになってくると,知識もついているし,あちこち見ているから
だいぶ違いが分かるようになっていた。

三井ホームの個人住宅での価格帯は,国内業者だとトップクラスに位置する。
だから,お医者さんとか企業経営者がお客さんに多いらしい。

買う気は無いけど,どんなものか見たい野次馬根性で突☆撃した。
妻には「とにかくすごいらしいから」と説明し,
見たときにショックで倒れないように配慮しておいた。



外観は「お城みたい」だった。
ちびまるこちゃんの花輪君の家,そんなイメージだった。
中に入ると,何から何まで上質な雰囲気。
ヨーロッパのセレブ感が半端なかった。
ガラスはアメが溶けたみたいなどろどろの気泡いりガラス。
本棚とかの備品もいちいち高そう。
キッチンはあえて独立型。
お料理教室でも開くのかしらというスペースだった。

こりゃすごいわ。
他のモデルハウスと格が違うな。
客層違うんだろうな・・・。

医院向けのカタログもあった。
こんなのを置いているのは他になかった。

三井ホームの構造は2×6工法で,
木造の中でも地震に強い上等な工法。
これは素直にいいなぁとおもった。

モデルハウスにいたのは営業じゃなくて,留守番の事務の女性らしく,
聞いてみても「たぶん○○ですが,詳しくは分かりません」レベルだった。
「営業担当からまた連絡させます」というので,
いちおうカタログをもらって出た。

モデルハウスを出てひとる角を曲がったところで妻と2人で爆笑した。
「すごかったなw」
「うんwww」
「格が違うwww」
「うひひwww」
「ガラスwwwww」

後日,三井ホームの営業から電話がかかってきた。
つながっているのにこちらの声が聞こえていないのか,話がうまく伝わらない。
何回かかけてきたけど,会話のタイミングがおかしい人で
まともに話をする気にならなかったので,
「おたくで建てる気は無いのでかけてこなくていいですよ」とソッコー断っておいた。

買う気はなくても,一度は見ておいてほしいおすすめのモデルハウスである。

2017年10月15日日曜日

大手住宅メーカーめぐり☆6住友林業

シャーウッドと他社を検討する期間中,職場の先輩が住友林業で建てたことを知る。
先輩の名前を出したら安くなるのかなとかおもいながらRSKバラ園展示場へ。

年の瀬だった。
あとで聞いた話だが,その年の最終営業日だったらしい。

RSK展示場には,住友林業のモデルハウスが2棟ある。
案内してくれたのは,30歳くらいでぼくらとほぼ同い年の好青年だった。
関西人らしく,説明も上手で好印象だった。

とくにシャーウッドの新人君とのやりとりでうんざりしていたぼくには
やっとちゃんとした担当に巡り会えた,といった安堵感が大きかった。

住友林業(通称すみりん)のモデルハウスは,落ち着いた感じがある。
シャーウッドみたいな洗練された感じはないが,
現代的なつくりだけど和風寄りで,老夫婦が住んでいても似合う。
かつ上質なつくりである。

中に入ってときめいた。
ヒノキの香りがただよってくる。
演出で香料まいてるのか分からなかったが,ときめいた。


デザインウォールというGデザイン賞をとった飾り壁も素敵だった。
内観は,和風でわれわれ夫婦の感性にぐっときた。

すみりん,いいじゃん。


2階に上がると,包み込まれるようなバルコニーがあった。
男ならわかるとおもうけど,ずっとここにいたい,と思った。
こういうコクピットのように,
狭くて1方向だけわずかに開いているような空間に男の子は弱い。

しかも住友林業の床材は「本物の無垢材」だった。※
大手メーカーで「無垢を使ってますよ」とかいっても実は
「突き板」とか「挽き板」だったりするが,
すみりんのは上から下まで1枚の無垢でできた本物だった。

※このあと住宅めぐりをしていくなかで,ぼくは特殊能力を身につけた。
 踏むだけで,突き板や挽き板のような”偽無垢床”と本物の無垢床を
 見分けられるようになった。
 シャーウッドの見学会で「無垢の床」ですと説明を受けたが,
 どうも「木目の深さ」が違う気がするとおもって
 よくよく聞いてみると挽き板だった。

突き板とは合板の表面に0.3mm厚の無垢材を貼り付けたもの。
挽き板とは合板の表面に3mm厚の無垢材を貼り付けたもの。

しかも住友林業の無垢床はすべすべだった。
エッジのないラウンドカットされた床材である。
住友林業クレストという子会社が独自にカットしているから,
他の工務店が使う無垢床とは踏んだときの感触が違うのだった。

ぼくはこの日,住友林業を気にいった。
年明けに倉敷ハウジングモール展示場のモデルハウスが
新規オープンするので来てくださいと担当者に言われた。

そしてオープン初日にぼくらは再びすみりんを訪問することになるのだった。

2017年10月14日土曜日

大手住宅メーカーめぐり5☆セキスイハイム

カタカナのセキスイハイムは,まぎらわしいけど積水ハウスとは別会社。
ハイムは積水化学の住宅部門。
工場で家のユニットをつくってくるのが最大の特徴。
「あったかハイム」としてCMをしてる。

ハイムを見だしたのが,ちょうどナンガのダウンジャケット着て
外出するくらい寒い時期だった。

軽量鉄骨がメインだけど,実はグランツーユーという2×6の木造もやってる。
2×4はあったけど廃盤になったらしい。
展示場を見にいってゲと思ったのが,床に空気の吐き出し口があること。
なんじゃこりゃ。
聞いたら床下暖房の「快適エアリー」らしい。
1種換気システムで取り入れた外気を機械で熱交換して
あっためて室内に吹き込むんだとか。

考え方はいいんだけど,床がフラットじゃないのはストレスだなぁとおもっていた。
あと快適エアリーには130万円だか150万円だかかかるとのこと。
10年毎のメンテナンスも必要。
あったかハイムの代償は大きいのだ。
あとこのシステムは家中にダクトをはわせて空気を送るから,
家の見えないとこに長いダクトがたくさんある。
これダクトにたまったゴミどうすんの?
ダクトの途中が破れたりおかしくなったら,直すの大変じゃない?
という妻の疑問でそれもそうだな,と。

全館空調はシステマチックで好きなんだけど,こういったメンテナンス性の悪さ,
床に吹上口がついてるという見栄えの悪さから敬遠。

また別の日に,ハイムが近所で建売の見学会をやっているというので,見に行った。
ハイムオンリーの分譲地で10棟くらい建ってるんだけど,
うち3棟が売れていない建売物件だった。
見学したけど,これといってピンとこなかった。
可もなく不可もなくといったところ。

子ども部屋がだいたい4.5帖+クローゼットで設計してある。
ぼくらの計画よりもちょっと狭いな,という印象だった。
営業曰く,最近では
「自室に閉じこもって欲しくない,リビングでみんなで過ごそう!」
とかいうコンセプトが流行ってるらしい。
ずいぶん木を見て森を見ずな机上の空論だな。

どう考えても,引きこもる原因は別にあるだろ・・・

担当は若そうな男の子だった。
新人だった。
でもシャーウッドの新人君よりも頼もしく見えた。

若い担当には教育係みたいなのがついていた。
10時開始で10時についたので,見学会にはぼくらしかいなくて
ひまだったのか,見学会にいた支店長があいさつに来て少し話した。

他社はどこを検討しているかと聞かれたので,
「住友林業とシャーウッドです」というと,
「なのに,どうしてうちを選択肢に?」みたいなことを言われたのが気になった。
「うちもその中に残れるようにがんばらせていただきます」
とも言っていたが,ランク的に下なのかもしれない。

ネットで,積水ハウスがトヨタで
ハイムがダイハツみたいな表現もあったしな・・・

ハイムは工場見学に誘われた。
おもしろそうだったので,行くことにした。

後日,木造住宅をつくっている工場で「止まっているライン」を見学した。
(土日だったので止まっていた)
重いエアー釘打ち機を持って水平面で作業するのと現場の壁面で作業するのじゃ
確かに工場生産するほうにメリットがあるよな。

ただ,断熱材の入れ方が雑な気がした。
配線も美しくないなとおもった。
この違和感については,あとで工務店のゼミで納得することになる。

工場見学の後は,体感ブースで「いかにハイムがあったか」かを体感した。
疑えばきりないけど,自社だから細工だってイカサマだってできるよなこれ。
まぁうちの実家みたいな昔の家と比べりゃ,
格段にレベル高いのはまちがいないだろうけど。

昼になってお弁当がでてきた。
高そうな仕出し弁当だった。
営業の気合いを感じた。
こうやってプレッシャーをかけて断りにくくする作戦だな。

工場見学の後は,印象がアップしていた。
あとは間取りとかの提案しだいだった。

結論から言うと,ハイムは間取りの提案が最悪だった。
「家の中にモンキーを置きたい」「できれば土間」と言っていたのに
でてきた図面にはリビングにモンキーが飾られていた。
しかも和モダン系でといっていたのに,多角形の出窓っぽいのがあった。

意味不明すぎて却下。
やはりユニット工法では自由な設計アイデアはでないのか。

あとネットでオーナーのブログを見ていたら,
ハイムは工場生産する部分は精度いいけど,
そのぶん現場施工のレベルがクソ,というのが明るみになってきた。

例えば階段。
すきまがあいていたり,切ったり削ったりでひどいとか。
セキスイハイム 現場 階段 隙間」で検索したらでてきますよw

あとはぶつけた傷多数とかね。
悲惨な我が家」とかオーナーのブログみたらここにする気おこらないw

ということでハイムはやめました。

2017年10月13日金曜日

大手住宅メーカーめぐり☆4積水ハウスSHAWOOD

積水ハウスは売り上げ2位の大手住宅メーカーで,
価格帯もやや高めだけど人気。

同僚にどこで建てたか聞いても積水ハウスは多かった。
妻が「シャーウッドは見たい」と興味ありだったので,早い段階で見にいった。

積水ハウスには,軽量鉄骨部門と木造のシャーウッド部門があるけど,
うちは木造で考えていたので,俄然シャーウッドだった。

住宅展示場をめぐる期間に岡山市内でやってる完成見学会のチラシがきて,
週末見に行くことになった。
完成見学会はこれで2軒目だった。
一発目はパナソニックビルダーズグループの地場工務店で,
2軒目の見学会ということで緊張はなかった。

最初説明してくれていたひとは
こちらの聞ききたいことをちゃんと説明してくれるひとだったが
なぜか見学会の途中で担当が代わり,頼りなさそうな若い男が担当についた。

あとで2人の名刺を見てわかったんだけど,
最初のひとは工務部門のひとで営業部門のひとではなかった。
ヘルプで来ていただけだったのだ。

担当についたこの営業はとにかく説明が下手だった。
冬なので「暖かい」ことを強調した営業だった。
エアコンがついていたので暖かいのは当然だったが
素人のぼくはすごいなぁと感心していた。

営業の顔はにこやかだったが,
シャーウッドの「売り」はまったく伝わってこなかった。

ためしに「月3万円で建つローコスト住宅がありますがどう考えますか?」
と質問してみたが,「値段だけにとらわれないでください」というだけで,
月3万円のカラクリについて説明してくれることもなかった。

シャーウッドの何がいいのか聞いてみたが,要約すると
陶製外壁の「ベルバーンがいい」というだけだった。

あとで分かったが,新卒の新人だった。
こんな頼りない新人君にマイホームを任せるのは正直不安だった。

シャーウッドのことをもっと知りたいというと,
倉敷展示場の人に連絡をとってくれた。

帰りに倉敷展示場に行くと店長が対応してくれて,
シャーウッドがいかにすごいかをすごく教えてくれた。

リビングから縁側にでるところをフラットにできるのはシャーウッドだけとか
構造材には岡山県の美作ヒノキを使っているとか,
積水ハウスはもともと軽量鉄骨の家でスタートしたけど,
木造でもエースになろうということで,SH(積水ハウス)A(エース)WOOD(木)
だとか,知識が際限なく出てきて,説明もとにかく分かりやすかった。

店長と言うわりには若くて,さすができる人は違うなと思った。
新人君と比べるから余計に違いがあった。

モデルハウスじたいは高級感があって,洗練された感じもあって好印象だった。

店長の挽回もあり,シャーウッドは最後の方まで候補に残り続けた。
この話はまた今度。

2017年10月12日木曜日

大手住宅メーカーめぐり☆3ヘーベルハウス

ヘーベルハウスは白い外壁の四角いモデルハウスだった。
入り口にオレンジ色のシャンプーボトルが置いてあり,
根拠はないが,これがもらえるような気がして,入ってしまった。

このモデルハウスはすごくよかった。
ベランダみたいだけど3方向を包み込むように囲まれた
隠れ家のようなスペースがあった。











アウトドアリビングというコンセプトらしいが,
植物をそだてたり趣味をしたり,家の中だけど外での遊びができる。
男にはドンピシャである。
しかもヘーベルハウスには,屋上があった。
屋上から眺める景色は絶景で,開放感は最高だった。


ここにずっといたい,とすらおもった。

案内してくれたのは,うさんくささの隠せない30なかばの男だった。
要約すると「へーベルの外壁はALCで最強なんです」という話だった。
遮熱もする,遮音もする,衝撃にも強いということだった。
熱を通さないという体感モデルもおいてあった。

「河川氾濫で周りは流されたが,唯一流されなかった白い家」の写真を見せてきた。
その家こそヘーベルハウスですよと。

飛行機が突っ込んでも壊れませんと言ってた。
そのときは信じたが,後から考えたら嘘なのは誰でもわかる。

軽量鉄骨だけど,他社のH鋼と違ってうちはロ綱ですから強いですと。

説明を受けたときは,乗せられてしまって
「いいなぁ,高いけどへーベルハウスにしようかな」と思ったけど,
いま考えると舞い上がっていたなぁと思う。


価格帯は高いけど,屋上をつくるなら絶対へーベルだわ。
木造で屋上をつくろうとしたら,防水面で不安が残るらしい。

結局,ぼくらはヘーベルハウスにはしなかったんだけどね。

大手住宅メーカーめぐり☆2ミサワホーム

つぎに見たのはミサワホームだった。

案内してくれたのは若い女性だった。
「蔵のある家」で中二階みたいな天井高の低い隠れ部屋が,男心をくすぐった。
木質パネルをつかった工法ということで,選択肢のひとつにはなりそうだった。
雰囲気とかでしか違いは分からなかった。

上の階に貼ってあった土地情報を見た。
地域によって相場にかなり差があるけど,どこにしようかなぁ。
これといった土地ないよなぁ,といった印象だった。

カタログをもらって帰った。

2017年10月11日水曜日

大手住宅メーカーめぐり☆1エスバイエルカバヤ

ぼくらは,どんなメーカーがあってどういう家づくりをしているのか
なんて全く知らない状態で住宅総合展示場に行くことになった。

イオン倉敷の近くにある展示場に行った。
このときは展示場の見方すら分からなかったので,
「受付けをしないと」とか思って入口にある建物に入って
座っていたおばちゃんに話しかけた。

しかし,これは間違いだった。
実はこの建物は展示場を経営している不動産屋の出張所で
受付でも何でもなかったのだw

「まずは土地探しからなのね」とか「学区は気にする?」とか
あれこれ聞かされた。
土地選びなんてまだ先のことだと思ってたし,きょうは
メーカーがどういう家づくりをしているのか知りたかっただけだった。

30分くらい話をしただろうか,終わったらスタンプラリーみたいなのを渡された。
3つまわれたら粗品くれるとかいうやつ。

いちばん最初はエスバイエルカバヤが目についたのでふらふらと入ってみた。
エスバイエルカバヤは岡山の地元企業なので名前だけは知っていた。
※記事を書いている現在ではライフデザインカバヤに社名変更していて,
 小堀住研カラーを排除して,カバヤホーム事業を前面に出してきている


案内してくれたのは副店長とかいう人だった。
アンケートを書かされたけど,地域も予算も時期も
ほぼ未定だからあまり意味はない気がした。

少し話をしてからモデルハウスを見学した。
はっきりいってよく分からなかった
比較対象がないのであたりまえだった。

エスバイエルはどういう考え方で
どんな家をつくってるのか知りたいので資料くださいとお願いすると
副店長はちょっと待っててくださいと奥へ引っ込んだ。

出されたお茶を飲みながら,かなり待った。
子どもがぶーぶー言いはじめた。

待った挙句持ってきたのは,カバヤが持っている土地の情報だった。
ここの地区がおすすめでいくらの土地物件ですとか,
ここの地区の物件情報もありますとか,
まだ地域も予算も決めていないので,気の早い,いや無駄な情報だった。

カタログをもらったが,対応に唖然としてここを後にした。
子ども用にお菓子と風船がもらえたのはよかった。
(親会社のカバヤはお菓子メーカー)
ヘリウム風船は子どもがすごく喜んで遊んだのでプラマイゼロ。

この副店長は,モデルハウス内に貼ってあった県内の着工棟数ランキングをみせ
自社が高ランキングなのを自慢していた。
ぼくらはあまりいい印象をもたなかった。
ただ「年間2棟とかつぶれてもおかしくないですよ」という発言には同意だった。

2017年10月10日火曜日

契約にいたるまでのこと

うちは地元の工務店にしました。

最初は大手住宅メーカーで考えてて,「工務店て(笑)」ぐらいのトーンだった。
いまとなっては何も分かってなかったんだと思う。

大手の方が信頼できるし,技術もあるでしょ,倒産しないし,
アフラーサービスもしっかりしているはず,
みたいな「イメージだけの何の裏付けもない思い込み」をしていた。

家のことを考え出したのが昨年の秋ごろ。
それまでは「社宅でいいじゃん,安いし」と考えていて,
「家は退職後でいいや」くらいにおもっていた。

というのも,県外に出ることはないものの,比較的転勤が多い仕事なので
どこかに家を建てても住めなきゃ意味ない,というのがあってあきらめていた。
それに,ぼくは長男で県北に広大な土地・田畑つきの実家があるので,
退職後は実家に帰らなきゃというのもあった。

だから,新築するにしても「30年後に実家の建て替えかな」くらいに
ぼんやり考えていた。

結婚した当時は,家族用の社宅にすんでいた。
3部屋に台所,トイレ風呂別といった典型的な間取りで十分足りていた。

妻は,大学が森林系の学科で,前職が工務店の事務職だったこともあり,
前の職場が建てていたみたいな「木の家を建てたい」という願望が強く,
ことあるごとに新築へのあこがれを語っていたが,
家を建てる気のないぼくに,いつも却下されていた。

転機は,子どもが生まれたことだった。
ベビーベッド,ダンボール箱入りのおむつのストック,
子どもの服を入れる衣装ケース,あふれかえるおもちゃ箱,
物が大量にふえた。


さらにハイハイやつかまり立ちができるようになると,
そこらじゅうの物を口に入れたり,テーブルの上のものをすべて落としたり,
テレビをバンバン叩く,リモコンやボタンを押しまくって家電の電源を落とす
などの暴挙にではじめた。

お子様の手の届くところに物が置けない。

これは結構問題だった。
居間や寝室に物を置いておけなくなった。
残りの1室は物置小屋と化した。

それに将来的には子どもは2人ほしいと考えている。
今の社宅で子ども2人?
小さいうちはいいとして,中学生とかになったらどうする?
勉強部屋,寝る部屋は?
しかも長男・長女だったらどうする?
ひとつづつ与えたとしてわれわれ夫婦の部屋は?
セックスレス確定??

みたいな考えに至り,やっぱり一戸建ているなぁ,とおもうようになった。
最近では家を建てたら,
なるべく家から通える範囲での異動にシフトしつつあるらしいし,
退職後は売ってしまえばいいのでは!?と考えるようになってから
急展開した。

とはいえ新築は高い。

中古物件とか建売も考えた。
妻の親友が2年ほど前に建売を買ったそうな。
スーモとか住宅情報あれこれ見た。

中古は,妻が嫌がった。
中古推しのぼくに遠慮してあまり意見しなかったが,言葉の端々で感じるのは
見ず知らずの人が使ってたお風呂とかトイレ,部屋,安い賃貸なら我慢するけど,
高いお金出してまで住みたくない,ということだった。

やはり,あこがれのマイホームは新築物件にかぎる。

注文住宅と建売住宅を並行して検討した。


結論としては注文住宅になった。

「いちから家をつくるおもしろさ」

決め手は,これに他なかった。

家を考えるようになって,住宅総合展示場に行くことになった。
妻が行こう行こうと誘い,あまり気が乗らなかったが見てみることにした。

知識としては,木造系の家か軽量鉄骨の家かという違いくらいだった。
うちは木造系で考えていたので,鉄骨は視野になかった。

長くなるので,大手住宅メーカーめぐりは次の記事で。