2017年10月14日土曜日

大手住宅メーカーめぐり5☆セキスイハイム

カタカナのセキスイハイムは,まぎらわしいけど積水ハウスとは別会社。
ハイムは積水化学の住宅部門。
工場で家のユニットをつくってくるのが最大の特徴。
「あったかハイム」としてCMをしてる。

ハイムを見だしたのが,ちょうどナンガのダウンジャケット着て
外出するくらい寒い時期だった。

軽量鉄骨がメインだけど,実はグランツーユーという2×6の木造もやってる。
2×4はあったけど廃盤になったらしい。
展示場を見にいってゲと思ったのが,床に空気の吐き出し口があること。
なんじゃこりゃ。
聞いたら床下暖房の「快適エアリー」らしい。
1種換気システムで取り入れた外気を機械で熱交換して
あっためて室内に吹き込むんだとか。

考え方はいいんだけど,床がフラットじゃないのはストレスだなぁとおもっていた。
あと快適エアリーには130万円だか150万円だかかかるとのこと。
10年毎のメンテナンスも必要。
あったかハイムの代償は大きいのだ。
あとこのシステムは家中にダクトをはわせて空気を送るから,
家の見えないとこに長いダクトがたくさんある。
これダクトにたまったゴミどうすんの?
ダクトの途中が破れたりおかしくなったら,直すの大変じゃない?
という妻の疑問でそれもそうだな,と。

全館空調はシステマチックで好きなんだけど,こういったメンテナンス性の悪さ,
床に吹上口がついてるという見栄えの悪さから敬遠。

また別の日に,ハイムが近所で建売の見学会をやっているというので,見に行った。
ハイムオンリーの分譲地で10棟くらい建ってるんだけど,
うち3棟が売れていない建売物件だった。
見学したけど,これといってピンとこなかった。
可もなく不可もなくといったところ。

子ども部屋がだいたい4.5帖+クローゼットで設計してある。
ぼくらの計画よりもちょっと狭いな,という印象だった。
営業曰く,最近では
「自室に閉じこもって欲しくない,リビングでみんなで過ごそう!」
とかいうコンセプトが流行ってるらしい。
ずいぶん木を見て森を見ずな机上の空論だな。

どう考えても,引きこもる原因は別にあるだろ・・・

担当は若そうな男の子だった。
新人だった。
でもシャーウッドの新人君よりも頼もしく見えた。

若い担当には教育係みたいなのがついていた。
10時開始で10時についたので,見学会にはぼくらしかいなくて
ひまだったのか,見学会にいた支店長があいさつに来て少し話した。

他社はどこを検討しているかと聞かれたので,
「住友林業とシャーウッドです」というと,
「なのに,どうしてうちを選択肢に?」みたいなことを言われたのが気になった。
「うちもその中に残れるようにがんばらせていただきます」
とも言っていたが,ランク的に下なのかもしれない。

ネットで,積水ハウスがトヨタで
ハイムがダイハツみたいな表現もあったしな・・・

ハイムは工場見学に誘われた。
おもしろそうだったので,行くことにした。

後日,木造住宅をつくっている工場で「止まっているライン」を見学した。
(土日だったので止まっていた)
重いエアー釘打ち機を持って水平面で作業するのと現場の壁面で作業するのじゃ
確かに工場生産するほうにメリットがあるよな。

ただ,断熱材の入れ方が雑な気がした。
配線も美しくないなとおもった。
この違和感については,あとで工務店のゼミで納得することになる。

工場見学の後は,体感ブースで「いかにハイムがあったか」かを体感した。
疑えばきりないけど,自社だから細工だってイカサマだってできるよなこれ。
まぁうちの実家みたいな昔の家と比べりゃ,
格段にレベル高いのはまちがいないだろうけど。

昼になってお弁当がでてきた。
高そうな仕出し弁当だった。
営業の気合いを感じた。
こうやってプレッシャーをかけて断りにくくする作戦だな。

工場見学の後は,印象がアップしていた。
あとは間取りとかの提案しだいだった。

結論から言うと,ハイムは間取りの提案が最悪だった。
「家の中にモンキーを置きたい」「できれば土間」と言っていたのに
でてきた図面にはリビングにモンキーが飾られていた。
しかも和モダン系でといっていたのに,多角形の出窓っぽいのがあった。

意味不明すぎて却下。
やはりユニット工法では自由な設計アイデアはでないのか。

あとネットでオーナーのブログを見ていたら,
ハイムは工場生産する部分は精度いいけど,
そのぶん現場施工のレベルがクソ,というのが明るみになってきた。

例えば階段。
すきまがあいていたり,切ったり削ったりでひどいとか。
セキスイハイム 現場 階段 隙間」で検索したらでてきますよw

あとはぶつけた傷多数とかね。
悲惨な我が家」とかオーナーのブログみたらここにする気おこらないw

ということでハイムはやめました。

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