9月6日,北海道・いぶり地方で最大震度7の地震があり火力発電所がストップし,
北海道は大規模な停電(295万戸が停電)に見舞われた。
真冬ならこれ死んでただろ・・・。
北海道の大規模停電でおもうのは,
「オール電化住宅やっぱヤバイな」
ということ。
太陽光発電のっけてても,蓄電機能がない限り,停電したら
パワーコンディショナーっていう機械(DCーACコンバータみたいなもの)が
とまるから送電機能がダウンで使えなくなる。
リスクに対してアホすぎるシステムで草wwww
うちは太陽光パネルはのせない。
理由は3つ
・外観を損なうから
・投資として考えると利回りが悪い
・台風が来たら吹っ飛ぶから
屋根に載せる場合,屋根に穴開けて支持金具を止めないといけない。
→雨漏りのリスク
瓦でやりたかったら特別な支持瓦になる,せっかくのきれいな和瓦が見えない。
→見栄え悪すぎ
「10年で元が取れます,あとは売電分が収入になります」というが,
トントンになったころには,
老朽化した10年落ちのソーラーパネルと老朽化した補機類(故障のリスク高)
パワコンは「15年ごとに取替え」とされている。
国策で,10年間は今の売電価格で買い取ってもらえるけど,
売電価格はいまですら下落し続けてるのに,10年後の収益ほんとに大丈夫?
政策の当初の2009年は48円/kwだったのに,
2019年はなんと24円/kw! 半額だよ。
政策が始まる前の基準(2008年以前)まで落ちてるからね。
今後も下落することは容易に予測できるわけだけど,
10年後いくらで買い取ってもらうつもり?
大手住宅メーカーは,現時点で太陽光発電をのっけることをすすめてる。
ソーラーの機械売ったらその分利益になるからね。
たぶんキャンペーンで床暖房が安く設置できますとかやってるんじゃないかな。
うちの工務店は太陽光導入には否定的。
技術的に考えて「家屋の損傷リスクが大きい」からだとおもう。
こういうとこがまじめで好きなんだよなぁ。
売るためなら,信念なく客のニーズに合わせて(または本社の方針に従って)
ホイホイやって,後で客が損するの分かってても黙ってる大手住宅メーカーは嫌い。
ためしにLIXILのシミュレーションサイトでやってみました。
150万円のシステム組んで,「ローンなし」「市の補助金あり」
「岡山県倉敷市」「切妻5寸勾配」「積雪なし」「南向き」「売電24円/kw」
でやったら18年目にやっとプラスになった。
ローンなしでだぞ!
ローンあり(年利1%,180回払い)だとこんなことに!
うーん,メリット薄いなー
ぼくは株式で運用やってるけど,仮に150万円を年の利回り5%(実際はもっと成績いい)で
25年間運用したとしても25年後には507万円になってるからなぁ。
507万円を25年間で割ったら,毎月1万6900円の電気代に相当するぞ。
しかも507万円をもう1年5%で運用したら25万円増えるぞ!!
1年で25万円あったら毎月電気代2万円使ってもおつりくる!!!!!
* * * * * * * * *
オール電化の話に戻ろう。
うちはコンロと給湯はガスにする予定。
市街化調整区域で都市ガスは来ていないからプロパンガスになる。
L・P・G!L・P・G!
・・・プロパンガスは都市ガスよりも単価が高いです。
それでもガス導入なのはわけがある。
コンロはIHヒーター反対派。
ひとつは電磁波の問題,ひとつは火力不足の問題。
日本では規制する法律はないけど,電磁波が有害なのは間違いない。
あとで害の大きさが解明されたときに困りたくないからね。
電気だけど電磁波が出ない「ラジエントヒーター」という調理器もあるらしい。
遠赤外線で加熱するから,電磁調理器と違って電磁波の問題はない。
工務店の完成見学会でも導入してるお宅があった。
とはいえ鍋ふっても火力が追いつくのはガス調理器だけだし,
プロパンのカロリー半端ないからね。
都市ガスコンロで使うとバーナー部分が熔けるからね。
それに,なによりも災害に強い。
地震起きても供給止まらない。
今年,大阪の地震で電気も都市ガスも止まったというニュースをやってた。
LPG使ってなかった料理店は往生したらしい。
せっかく新築するんだから災害リスクは排除したい。
だから我が家はプロパンガスにしたね。
「いのちを守る家」づくり,テキトーにはつくれないな。
0 件のコメント:
コメントを投稿